午前の伊田勝憲先生講演会は、93名(スタッフ含む)で満員御礼!!
午後の交流会にも伊田先生を含め29名(スタッフ含む)にご参加いただき、親同士交流をはかることができました。
自己紹介がそのまま講演内容になるという今までにない斬新なスタイルの講演でしたが、幼少期より凸凹が大きく、不登校・引きこもり経験を経てきた伊田先生だからこそ親たちの胸に響く“何か”を感じられる、講師と客席との距離がとても近い講演会になったと思います。
・不適応(問題行動)は「不適応な環境への適応」である
・「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の折り合い
・不登校も復帰も、多くは「偶然」の積み重なりから発生
・「第三の居場所」、「インフォーマル集団・理解者」の存在の重要性
・勤勉性UPにはネガティブ(劣等感)も必要 「ブルーになろうぜ」
などなど、いろいろなキーワードが出てきましたね^^
負の経験をつらいだけにせず、その負の経験を生かしてプラスの経験へと昇華させる「偶然を生かす考え方」は、まさしく私たち虹色たまごも謳っている「見方が変われば世界が変わる」という生き方そのものだなぁと。
そしてそういった意味で、伊田先生は見方を変えにくい興味の偏った凸凹さんであるのに、自分のやりたいことも殺さず、でも社会との折り合いどころを自分の興味や楽しみを通じて見つけながら、自分にあった社会をみつけ、偶然を生かし、見方を変え、負の経験を武器に変え、社会貢献できる人間として成長しながら今日まで歩んで来られたんだなぁと、とても感慨深かったです。今だから笑える面白い過去のエピソードも、まさに伊田先生の9歳の壁から青年期への階段の一段一段を形成していたのだなぁ、その葛藤や不安、劣等感があったからこそ、今の伊田先生が生まれたのだなぁ、と思うのです。
汗だくになりながら自分の過去を全部さらけ出して人の役に立てようとされている姿、緊張や不安、欠点を隠さず話して下さる姿(好きなことの話で暴走する姿も^^)、講演会後の昼休憩の時間も保護者や支援者さんの質問やお話を丁寧に受け止め対応をして下さる姿、交流会に参加し保護者の生の声や困り感を知ることができて本当によかったと言って下さる姿、そんな伊田先生のありのままの姿、ばか正直な姿は、スタッフの心に安心と信頼感を与えてくれるのでした。そして、今つまづいている子どもたちの未来(希望)の光みたいなものを感じさせていただきました。
伊田先生、ありがとうございました!!!
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また当日は、急遽、静岡新聞さんの取材が入りまして、講演会のことを記事にしていただきました。
静岡新聞さん、ありがとうございました!
※記事では「発達遅延」という言葉で記載されていますが、「発達凸凹」「発達障がい」として読み替えてお読みいただければと思います。
虹色たまごや発達障がいについてもっと理解したい、日頃の活動も知りたいということで、また静岡新聞さんから座談会取材のお話をいただいています。社会の理解を広めるという点で、メディアの方に理解者になっていただけることはとてもありがたいことだと思います。今後ともよろしくお願いします。
2016.3.22の静岡新聞朝刊に掲載 |
ちなみに、アンケートで多くの皆さまから「もっと伊田先生の講演を聞きたい!」「先生が話したりなかった部分をぜひ次の講演で!」と第2弾のご要望を頂いています。スタッフも同感です。
2016年度の講演会もイダカツ先生にお願いしたいと思っていますので、どうぞお楽しみに☆彡
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最後になりましたが、今回の講演会開催にあたり、スタッフと一緒になってチラシ配布や口コミPRをしてくださった会員さん、支援者の皆様、医療・教育・福祉・行政機関の皆様、本当にありがとうございました!
また、毎年お手伝いスタッフとして前日準備や当日のお手伝いを担ってくれる会員のIさん、Nさん、いつもありがとう!
これからも細く長く活動していきたいと思っていますので、「虹色たまご」を今後ともどうぞよろしくお願いします!
虹たま代表 鈴木より
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